東京ディズニーリゾートで働くことになった時、周囲の友人から「働いたら、夢が壊れちゃうんじゃない?」なんて心配されましたが、そんなこと全然ありません! 私はむしろ、以前よりも好きになりました。遊びに来ている時はわからなかった細かい部分を知れば知るほど、「ここまでこだわっているんだ!」とあらためて感心しています。ただちょっとビックリしたのはアトラクションキャスト(キャスト=パークで働くスタッフ)としてのトレーニング。採用されると最初に4日間のトレーニング期間があるんですが、私が働く「センター・オブ・ジ・アース」では、約20ものポジション(役割)があって、その仕事を全部覚えなくてはいけません。さらに安全に関することやパーク全体の知識など、勉強することは盛り沢山。正直、もうやめたいと思ったぐらいです。でも、トレーナーの方に「自分に甘えちゃダメだ」と言われて、よ〜しやってやろうって(笑)。実際に働きだしてからも、こういったアドバイスをくれたり、温かく支えてくれる先輩がたくさんいて心強いですね。今でもわからないことはどんどん聞くようにしているし、きちんと教えてもらえる。そんないい雰囲気が東京ディズニーリゾート全体にあるんです。 |
うれしかったのが、働き出してから母親に「成長したね〜」と誉められたこと。もともとちょっと消極的な性格だったのが、積極的になったんです。授業中に自主的に発言をしたり、日常のなかで自分の意見を主張するなど、仕事で身につけた積極性が実生活でも役立っています。そんな私の次の目標は、日本語以外でゲスト(=お客様)と接すること。英語の勉強はずっとしていますし、大学では手話の講義も受けはじめました。パークの中では日常的に英語でゲストに道を尋ねられることがあります。それに以前、あるゲストに、唯一知っていた「こんにちは」という手話で挨拶をしたことがあるんです。すると、その方の表情が一気に明るくなって…。すごくうれしかったし、感動しました。この経験から、もっとたくさんの方とコミュニケーションがとれるようになりたいなと思うようになったんです。今年は東京ディズニーリゾートの25周年。記念となるこの年に、仕事を通じてもっと成長していきたいですね。 |